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No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

逃げる、こと

つぶやき

どうもご無沙汰しておりました。久方ぶりのエントリです。

 

ちょっと前に、Twitterで"逃げる"ことが話題になってるの目にして、そして、また過労自殺の件でその辺の話が沸き上がってて、そんなこんなで色々と考えてたので並べます。

まとまるかどうかは定かではありませんので悪しからず。

 

さて、"逃げる"という言葉が指す行為は色々あるけど、私のやった一番の"逃げ"というのは大学辞めたことなのかな、と思う。

今振り返ると、辞めるまではなくって、どうにか卒業して次を考えれば良かったのだろうけど、当時は狭い世界での考えに囚われてしまって身動き取れなくなっていたから、その時の最適解だったのだろうとも思う。

逃げはした(つまりは既定のレールから外れた)けども、今はフツーに働いてアレコレ楽しんでる時も多いから、逃げたことを死ぬほど後悔してるかって言うと、そういうわけでもない。

逃げたところで結構どうにでもなる。

 

というのは、今の結構のほほんとした状況にあるから言えることで、まさにその時に直面しているヒトが逃げるか踏み止まるかという選択はそのヒトでしか下せないし、逃げることで失うことももちろんある(しかも、結構多いんだよな)から、安易に「逃げればいい」とは言えない。

その辺は、Twitterでも色んなヒトが言及してたけどその通り。

ただ、私的な経験からは、逃げてもいいんじゃないってスタンスが基本にある。

 

 

"逃げる"ことの最終形は、やっぱり死ぬことになるんだろう。

それが良いか悪いかをとりあえず置いて考えれば、自分を悩ませる諸々は生きているから、これから生き続けていくはずだから付いて回る事で、それらを根っこからスパッと断ち切ってしまえる方法だ。

ただ、それには非常に大きな抵抗があるし、そうしようとするヒトがいれば、全力で止めようとする。

何故か。

他の逃げる手段と違って、死ぬとそこで終わりなんです。次がない。

 

逃げることは悪いことだ、って意識ありますよね。その価値観を否定はしませんが積極的に肯定もしません。

ただ、逃げたその時はかなりネガティブかも知れないけども、その先で幾らでも挽回が効くと思うのです。その気があれば。

映画「もののけ姫」でおトキさんが「生きてりゃなんとかなる!」って言うじゃないですか。そういう所。

死んでしまうとそれが無くなる。その辺が嫌だなーと思う。だから、死のうとするヒトは止めますよ。

(逃げて逃げて結局「あの時死んでた方が楽だった」という展開もあるだろうし、死んでも来世で、という話をしたい方もいらっしゃるかも知れませんが、その辺はスルーしております、はい

 

 

挽回が効くって所についてもう少し書いておく。

その時は"逃げた"って見えるかも知れないけど、その先で振り返ったらそうは見えなくなるかも知れない。

逃げ=悪い、という価値観があったとしても、そもそもそれが"逃げ"でなくなったらどうだろう。(屁理屈か?笑

あれは大きな転機だった、だとか、笑い話だったよなぁ、だとか、そんな形で振り返ることができるかも知れない。

そういう可能性が、逃げた先には幾らでもあると思う。

自分でそうする事も、幾らでも可能だと思う。

何にしてもだけど、ひとつの事実の意味がこっちからとあっちからとでは全然違って見えることは、間々あるのです。

今、この時の見え方だけに囚われる必要はそんなにないよ、という話。

 

 

あとね、周囲で頭ごなしにあれこれ言ってくるヒトの言葉に耳を貸す必要はありませんよ。

そのヒトはそこに居るしかないから。そこからの景色しか見えてないから。

逃げるってことが理解できてないかも知れないから。理解できないってのは目を曇らせるからね。

逆に、友人や家族としっかり話をできるといいかもね。

私も、大学辞めるって時に(その決断は勝手にしたので、相談というよりも報告という体での話になったのだが)色々と話せて良かった。

特に友人がした話は、自分とは全然違う視点に立ったものだったし、頭をガツンと殴られる衝撃があった。世界を広げてくれた。

逃げるかどうかの瀬戸際にある当事者にとって、周囲がしっかり寄り添ってくれるってのはとても大きい。

私もそういう時があれば、寄り添えるヒトでいたいと思う。

 

 

とまぁ、今はそんな感じ。まだこの先考え続けるんでしょう。

ではまた、その内。

「シン・ゴジラ」の"シン"とは何だったのか

映画

今週のお題「映画の夏」

 

これなくても書くつもりだったけど、ピッタリのお題が挙がってるではないか!というので便乗。

いやー、盛り上がってますね、「シン・ゴジラ」。

感想ツイートやエントリがあっちにもこっちにも出現してて、読むのが楽しくて仕方ないです。

かくいう私も、無事に2回の鑑賞を終えて、どっぷりとその良さに浸っております。

 

『シン・ゴジラ』予告

(本編観て、改めて予告観るとゾワゾワするね

 

実は私、情報解禁された当初は、ゴジラのビジュアルだったり出演者の多さを喧伝する宣伝だったり、そういう辺りで「ないわー」と思ってしまって、「観に行く気しない」などと呟いてました。

それでも、子供の頃に平成のvsシリーズでゴジラの洗礼を受け、平成ガメラシリーズを通過したニンゲンとしては気になるワケでして。

公開直後のTwitterでの評価も好意的なものが多かったのも決め手となり、「観ない内から判断して何になる!」と態度を翻しました。やらぬ後悔よりもやる後悔を、です

いやはや、翻して良かったですよ。これは映画館で観るべき作品。

とても素晴らしい作品。この作品を作って頂けたことに感謝を。

 

で、感想として何か書いておきたいな、ということで、そのタイトルにまつわる所で思った事を。

以降はネタバレがありますので、未見の方はご注意ください。

 

 

 

タイトルの「シン・ゴジラ」。

"シン"を付けたのは何故なのでしょう。しかもカタカナ。明確な意味が掴めない。

これは観たニンゲンに判断を委ねてるな、と勝手な憶測で、その意味を考えてみました。

(はっきりした意味なんてないんだよ、と言われたらそれはそれでいいのですが考えてみる

 

 

「新・ゴジラ

まず思いつくのは"新"。これまでのゴジラとは一線を画した新たなゴジラ

本作の舞台は、"ゴジラが知られていない(出現したことのない)世界"。そこに、初めて出現する謎の巨大生物。

初めは"ゴジラ"という名前すらなく、お馴染みの対ゴジラ兵器(メーサー戦車とかね!)などもなく、ただただその生物の振る舞いに翻弄される東京の人々。

個人的に、ゴジラ映画では"ゴジラは既によく知られている存在"というのが普通の感覚だったので、この設定はインパクトがとても強かったです。新しいインパクト。

で、観たすぐはその意味を測りかねていたのですが、アチコチで流れる感想の中に「1954年公開の初代「ゴジラ」の世界を、現代で追体験させてくれる」というのがあって、ストンと腑に落ちました。

ゴジラが2016年にて生まれ変わった、とでも言いましょうか。そんな新しいゴジラ

 

舞台設定だけでなく、ゴジラに備わった新しい設定も色々あって、最初はないわーと感じていたあのビジュアルも、この新たなゴジラであれば「それしかない!」とさえ思えるもの。急速に進化をする生物。ゴジラ

(矢口の「すごい、、まるで進化だ」は、個人的ベストなセリフでした、あそこで「すごい」って言わせるの中々できないですよ

放射熱線を吐く際の演出(ギャオスの超音波メスを思い出したよ)や、近づく飛行物体を本能的に撃墜するという最新兵器顔負けの機能、何よりも自衛隊の総攻撃さえも全く歯が立たない装甲(と言いたくなるような外皮、笑)。

正直、そんなんアリかよ、という反則じみた設定の連続で、映画を観ながら、もうこれどうするんですか!?どうしたいんですか!??と戸惑ってしまう。そんな体験でした。

 

総じて、これまで知っていたどんなゴジラ映画、怪獣映画とも違った新しい映画になっています。

そんな新しさの中にも、特撮、怪獣、ゴジラという材料の受け継ぐべき部分を受け継ぎ、これからに繋げてくれる。そんな位置を占める作品になるのではないかと思っています。

(まぁ、これからの話はどうなるかわからないけどね

 

 

「神・ゴジラ

このゴジラは何モノなのだろう。と考えた時に浮かんだのが、"神"。

先に挙げた種々のゴジラの設定から導かれる着地点として、容易な事では手の出しようのない怪物ができ上がりました。

(と言っても、最後には打倒してしまえる手段を見出し、終幕に向かってひた走るアツい展開があるワケだが、そこは実際に観てくれ!

 

自衛隊の総力を以ってした火力を、ものともしないゴジラ

(ここで絶望を感じるワケだ、それ程強力な演出だったワケだ、これはデカいスクリーンで観る価値があるワケだ!

米軍の爆撃に多少のダメージを受けるも、すぐさま反撃し爆撃機を撃墜するゴジラ

(ここは想像と期待の2段も3段も上を行く描写で鳥肌、これもデカいスクリーンで観る価値がある!

放射熱線を振り撒き、東京を火の海に変えるゴジラ

その様は、恐怖、いや畏怖さえも生じさせるのに十分な異様。

燃え盛る都市に佇むゴジラは、そのまま、ナウシカ巨神兵のイメージに繋がりました。

ゴジラを生み出したのがニンゲンだと言うのも、巨神兵に繋がる要素だったりするなぁ、とかとか

 

1度目の鑑賞では「すげぇ、、怖ぇ、、」だけだったのですが、2度目では美しさを、引いては神々しさというものを感じるように。

人智をはるかに超えた畏怖の対象。それは神と言ってしまってもよい存在でしょう。

ぁぁ、これは"神"が生み出されたのだ、という思いが湧き上がったのでした。

(あのゴジラが佇んでるシーンが、一番好きかも知れない

 

 

ベタと言ってはベタベタですが、"新"と"神"が私が思う"シン"の意味でした。

さて、あなたはいかが?

 

 

その他に徒然と感想。

 

役者もいいぞ。

良い映画の常ですが、登場人物のキャラクター良かったですね。

主演の長谷川博己さん、素晴らしい役者さんだと今回認識できました。

以前から好きな方だと、竹野内豊さんや余貴美子さん、國村準さんはハマってました。余さんカッコよ過ぎ!

市川実日子さんや高橋一生さんを始め、巨災対の面々は誰もが素敵でしたね。

Twitterの"#巨災対の日常"というハッシュタグがいいぞ

あと、「ゴジラvsスペースゴジラ」でも好演されてた柄本明さんの出演は胸アツでした。良い具合に貫禄が滲み出てましたね。

 

音楽もいいぞ。

エンドロールで歴代のゴジラテーマが流れたのは嬉しかったですねぇ。ニヤニヤしてました。

こういう懐かしさをくすぐってくれるの、歳をとる毎に増えるし楽しいですね。

(そういうのが増えてく歳のとり方が、良い歳のとり方のひとつなのかしら

 

カットもいいぞ。

ちらほら、日本の美しい風景が背景に活きたカットがあって、それも嬉しかった。

アニメだけど「風立ちぬ」でも似たような印象を受けたカットは多くて、邦画だからと改めて言いたいのはそういう部分になるのかな。

 

ストーリーもいいぞ。

ストーリー自体は、振り返れば王道の展開なのだけど、観てる最中は「これどうなるんだよ!?」というハラハラドキドキで、庵野総監督マジすげぇ、、でした。脱帽。

外からダメなら中から!とか、もう既定路線なんだけど、それをそうやってやりますか!?みたいな。

終盤はレールの上に乗ってる感あって、ある種の安心すら感じてたけど、それでもドキドキは収まらなくて。

これはエヴァを観るべきってことですか?どうですか??(漫画でしか知らない

 

特撮もいいぞ。

ガメラ撮った樋口真嗣さんが特技監督をやったら(しかも怪獣映画、更に庵野総監督とタッグを組んだら)そうなる事は間違いないんだけど、素晴らしかったです。

今の日本の最高峰ですよね。きっと。

ここは好きなヒトは好きって領分なのだろうけど、これまで特撮もの観た事ないってヒトも劇場で観て、そのすごさを感じてくれると嬉しいです。

(これは、単にいち特撮ファンとしての希望です、笑

 

 

そんな感じで。

もう断言しちゃいますが、これは名作です。間違いなく。これを見逃す手はないですよ。

 

 

 

さてさて、「シン・ゴジラ」についてつらつらと書きましたが、少しはお題に合わせた話を。

これからの映画事情ですが、「ゴーストバスターズ」のリブート作や、X-MENシリーズの新作が公開されるのが個人的に要チェック。

「ターザン」や「ジャングル・ブック」、「ペット」という動物界隈(と強引にひとまとめにする!笑)も、予告編観た感じ、面白そうでした。

そだ。「インデペンデンス・デイ リサージェンス」面白かったですよ。前作好きな方は是非に。改めて見返してから行くと尚良しです。

そんなこんなで、この夏は映画がアツい!!是非、映画館に足を運びましょう。

そして、(どんな形ででもよいので)その話をしましょう。きっと楽しいですから。

 

 

ではまた、その内。

ジブリ映画の中で、ポスターが好きなのはどれか考えてみた

日常 映画

この週末は東京へ行っていまして、六本木ヒルズで催されている「ジブリの大博覧会」を観てきました。

スタジオジブリ設立からの30年をぎっしり詰め込んだ博覧会!というので、見応え十分な展示。

その展示物のひとつとして、ジブリ作品のポスターを一挙に集めたものがありました。

 

作品が公開される時に掲示されるポスター。その時々で各作品のものをそれぞれ目にしたことはありましたが、全てを一挙にというのは初めての体験。

展示ゾーンに足を踏み入れた途端、視界いっぱいに広がるポスターたちには、思わず身震いするほどの感動を覚えたのでした。

ちょっと涙ぐんでしまったから、参っちゃったぜ。笑

 

で、全作品のポスターを眺めながら、この中でどれが好きかなーという考えが持ち上がってきてあれこれ考えてたのです。

それについて書いていきます。

(とりあえず、好きな順に3作品

 

1.「もののけ姫

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これはまず"生きろ。"のコピーにヤられてしまいますよね。

そして、そこにサンの眼差しと威嚇の表情で睨み付けてくるモロ。痺れる。

何かの折々でこれを眺めると、前に進む元気が湧いてくる。そんなパワーを感じます。

 

ただ、これだけを目にして、この作品を観に行こうと思うかと言うと、ちょっと疑問が浮かぶデザインでしょう。

ジブリの作品という属性が、こういうデザインをも許している。

そんな事も考えます。

 

 

2.「ハウルの動く城

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パッと見、「何だコレは!?」な城。

そして、"この城が動く。"というコピー。

強烈に掻き立てられる興味。

作品を知らしめ、観てみようという気にさせる。そんなポスターとしての役割を十二分に発揮していると思います。

 

あと、ハウルのポスターは海外版も展示されてて、これがすごいカッコよかったのですよ。

上段のハウルの眼差しもいいけど、中段のソフィとカブとふたりを照らす夕陽が素晴らしい。このシーンを切り取ったのはすごいイイなぁ、と思います。

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3.「紅の豚

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朝日(なのかな?)に照らされて飛ぶ飛空艇。美しい。

ポルコとジーナの醸し出す雰囲気もとても良い。

"カッコイイとは、こういうことさ。"というコピーのイメージが、ポスターから存分に漂っている。

ジブリポスター史上、最も"カッコイイ"のはこれでしょう。オトナな雰囲気も、この歳になるとより染みるように思います。

 

 

こんな按配。

初めてこういうの考えましたが、作品自体の好き好きだけでなく、こういう付属物について考えるのも結構面白いですね。

作品の一部(主題歌やオープニングや)に絞って考えてみるのも面白そうに思います。

スタジオで括る形だけでなく、監督で括ったり、色々とバリエーションもできそうですし。

気が向いたら、ちょっとシリーズ化できそうなネタだなぁ。

 

ジブリの大博覧会」は他にも貴重な展示物があり、また、ひと目でテンションが振り切れるあんなものやこんなものもあって、ジブリ好きな方は是非一度足を運ばれるのをお勧めします。

三鷹ジブリ美術館とはまた違う視点で、ジブリ作品、ジブリの仕事を捉えられると思います。

また、ジブリの最新作「レッドタートル ある島の物語」について十分にわかる展示もされてますので、その辺が気になる方にはいい参考情報にもなるかと。

ただし、これから夏休みも始まるので、かなりの人出が見込まれます。そこだけお覚悟を。

 

 

ではまた、その内。