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No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

「リング」シリーズ再読

 

リング (角川ホラー文庫)

リング (角川ホラー文庫)

 

 

この1ヶ月ほど、「リング」から始まるシリーズ作「らせん」「ループ」「バースデイ」を読み返してて、昨夜読了。

 

 

やはり面白い。続編が話を補強して世界がどんどん拡がる。シリーズものとして、一種の理想形と言ってしまっていいでしょう。

「リング」自体が面白い作品ですが、「バースデイ」まで読むことで、話が落ち着く所へストンと納まる、そんな作りだと思います。

シリーズの一部しか読んでない方は、是非、全てを読んでみてください。そのままじゃ、損してますよ!(笑)

(まぁ、作品ごとに焦点となるテーマは変わるので、好き嫌いはもちろんあるでしょうけど

 

映画やドラマにもなってるので、そのイメージを持ってる方も多いと思います。

今年の夏(だったかな?)には、映画の新作も公開されて、この物語を代表するキャラクター"貞子"が至る所に出没してましたしね。

ひとつだけ原作ファンから言わせて頂くと、あの貞子は貞子じゃない(笑)。

(映画ではそういう設定で貞子のキャラクターを作り上げてるので、こうなるのは当然ではありますが

原作ではテレビの画面から出てきたりしません(!?)。あんなおどろおどろしい動きもありません。存在は、ただただ不気味ですけども。

そういう違う面を知るのもまた面白いもので、映像でしか「リング」シリーズを知らない方にも、活字で知ってもらいたいな、と思います。

私は、次は映画の方をひと通り観直してみようか、と。

 

 

これ、もう20年以上前の作品なんですね。読み返して、改めて強く舞台設定に隔世の感を抱きました。

 

まず、媒介がビデオテープって、イマの若いコらは実感湧かないのではないでしょうか。

電話も固定電話。黒電話の時代。携帯出てこない。

 

ただ、そんな舞台だからこそ、この作品ができた、という気もします。

今であれば、"呪い"の拡散は、ネットを介して爆発的に広まる設定が自然だろうし、そうなると、話の展開もまた違ったものになるはず。

 

ナニカが生じるには、"タイミング"がとても大事なのかなぁ、と改めて感じた次第です。

 

 

 

最後に、読み返してピンときた一節を。

 

「あるものはあるとしてうまく制御していくしかない。」

(「バースデイ」収録「ハッピー・バースデイ」天野

 

どうにもならないコトは間々ある。そういう時どうするか。

甘受するか、対決していくか、自分の望みと折り合いをつけるべくコントロールを試みるか。

どれが正解ってワケではないでしょうけど、どういうスタンスで自分があるか、はしっかり持っていたいな、と思います。

フラフラしてるだけでは、目的地に辿り着けないでしょうから。

 

 

ではまた、その内。

 

 

補記。

「エス」「タイド」という続編が出てるらしいじゃないの!知らなかった。。。チェックせねば。

文庫のデザイン変わったんですねー洗練された感じでいいんでないの。

 

 

らせん (角川ホラー文庫)

らせん (角川ホラー文庫)

 

 

 

 

ループ (角川ホラー文庫)

ループ (角川ホラー文庫)

 

 

 

バースデイ (角川ホラー文庫)

バースデイ (角川ホラー文庫)