No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

視覚の妙、脳が色彩を混ぜる

あけましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願いいたします。

 

 

年が明けて、早速、一昨日ですが、美術館へ行ってきました。

広島県立美術館の「印象派を超えて」展。

後期印象派、新印象派が生み出した点描主義を主題とした展示です。

 

 

点描を主に扱っている展示は初めてで、とても刺激的な時間を過ごせました。

有名なところでは、ゴッホの自画像とかありましたが、

 

ポール・シニャックマルセイユ港の入口」

ヤン・トーロップ「海」

アンリ・ヴァン・ド・ヴェルド「夕暮れ」

ヤン・スライテルス「変容」

 

などが、個人的にツボでした。

 

 

私は、ウロチョロしながら色んな位置からひとつの作品を観るというやり方をするのですが(よくある、順番通り並んで最短距離から作品をひと通り眺めて終わり、という鑑賞の仕方が理解できない、、とりあえず、一旦終わりまで行ったら先頭に戻るのがセオリー!笑)、そうしてる中でひとつの発見がありました。

距離によって作品の見え方が違うんですよ。何が違うのかな、と思ってたら色彩が違う。

 

点描って線引いたりスペースを塗り潰したりせず、点の集合で描いてる。(当たり前のことを言っている

近くで観ると、この点ひとつひとつが区別できる。点の個々の色を認識できる。

遠くから観ると、点と点の境界が曖昧になる。隣り合った色が重なり合う。脳が色彩を混ぜ合わせてる!

 

ちょっとした発見をした気分。もうひとりで興奮ですよ(笑)。

 

この視覚効果は、グラデーションとなってる部分がより印象的に感じられます。

先に挙げた「マルセイユ港の入口」や「海」はまさにその真骨頂。

 

まぁ、脳が視覚だとかを補正してるって話は、チラホラ知ってはいましたし、視覚って結構テキトーだな、とか思いつつ、そういう事を計算(とでも言うのかな?)した上で描いたであろう画家の力量に感服。

いやー、芸術家ってすげぇです。

 

ここに補色だとか学術的な話も絡んでくるのですけど、そういうのも面白そうだなぁ、と思った次第。

ちょっとこの辺の理論を齧ってみたくなりましたね。

 

 

そんなこんなで、とてもイイ展示でした。今年も沢山の作品を観られたらいいな。

アンテナをしっかり張っておこうね。

 

ではまた、その内。