映画って、本当に面白いもんですよね。
最近、映画館に足を運ぶことも増えてきました。(広島の映画館事情は素晴らしいですよ
皆さんは、映画館で映画をご覧になる時、どんな観方をされてますか。
心の趣くままに、大いに歓声や悲鳴を上げたりしてますか?
ほとんどの方は違いますよね。とても静かに息を潜めつつ(?)観ていらっしゃる方が多いと思います。
何故か?自分ひとりで観ているワケではないですから。
他の観客に迷惑になってはいけない、という意識が一番大きいかと思います。
映画館では静かに観る。これが、一般的な常識となっていますよね。
で、先日、とある記事で「アナと雪の女王」にシング・アロング・バージョンなるものがあったのを知りました。(余談ですが、私は、アナ雪観てません
へぇ、面白い事やったなぁ、盛り上がっただろうなぁ、と思いつつ、その記事を読んでいたのですけど、途中から"?"な話が書いてある。
"誰も歌わない。"
"歌ってたら周りのヒトから「静かに観ろ」と言われた。"
などなど。
ぇー、すごいもったいない。話が盛り上がった所で徐に流れる主題歌!それを一緒に歌う!!感動は一入でしょう。
そもそも、"みんなで歌いましょう!"というバージョンなのですよね。それで歌わないって。もったいない。
(映画館側にもっと積極的に取り組む余地があった、という気もしますけど、それはまた別の話
映画って、大なり小なり琴線に触れるモノです。
そして心が動けば、それなりにリアクションとして身体も動く。それが自然。
それをそのまま表に出せる。こんな心晴れる事はない。(ぁ、正しく「Let it go」じゃないか
常識だとかに縛られて、それを押し止めなければ映画館で映画を観られない。それは悲しい。
別に、こういう催しだから、というワケでなくても、多少の感情の発露くらいはあってもいいでしょう。
笑い声をあげたり、涙流しながら鼻をすすったり、歌を口ずさんだり、ね。
自分とは違うやり方にも寛容になる、許容できる。そんな余裕を持ちたいと、常々思っています。
あと、自分のやり方を他人に押し付けるということもしたくないな、とも。そのやり方がマジョリティだったとしても、ね。
ひとつのやり方だけが、それに適応しているワケでもないですし、常識が正解とは限らないし。
それがホント面白くて本気で集中したら、周囲の何事も気にならなくなりますよ。きっと。(まぁ、個人差ありますかね
話変わりますが、ライブやコンサートでもそういう事あるなぁ、と。
アーティストによっては、”この曲の時は着席するのです"とかいう暗黙の了解があるみたいですね。
そんなん好きに聴いたらいいやん、と思うのです。もう着席義務席とその他の席で分けてくれよ、と。
座るのも自由。立つのも自由。飛び跳ねるのも、踊るのも自由。好きなように。あるがままに。それが一番楽しい。
映画の話に戻ると、今、全国のあちこちでやってる「スチューデント・オブ・ザ・イヤー」ってのが、マサラ上映というのをやってて、これが本当に"何でもアリ!"な体で、上映中にクラッカー鳴らしたり紙吹雪舞ったりするらしい。
いやー、これこそ、映画の本当の楽しみ方かもしれない。とても楽しそうですよね!
(私はインド映画の"濃さ"が苦手なので、観に行く気にはなれないのだけど、、修業が足りてないなぁ、苦笑
もっと自由に。そして、他者がそう振る舞う事に寛容に。更には、自分の世界に没頭できる術を。
誰もがそうできれば、色々な形の楽しみ方ができて、他のヒトの楽しみ方を知って、また新たな楽しみ方を見出せるかもしれないですね。
さて、また今度、映画観にいこう。そして、大いに心動かされ、身体動かそう。
ではまた、その内。