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No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

サッカー日本代表、次のステップへ

ワールドカップ真っ只中の今日この頃、みなさん楽しんでらっしゃいますか?

私はしっかり寝不足真っ只中ですが、しっかり楽しんでます。

夜は寝ないとダメな性質なので、早朝は起きられたり起きられなかったり、目当ての試合を観られたり観られなかったり、そんな日々ですが、素晴らしい試合が沢山でとても楽しめています。

 

 

世界トップレベルの選手や強豪国のスペシャルなプレーを観られるのもいいですが、やはり日本代表のチームがどんな戦いをするのか、とても気になるところ。

ここまで、対コートジボワール、対ギリシャの試合を終え、1敗1分。結果については、まぁ、そんなもんでしょう、というのが個人的な感想です。

ただ、内容が良くない。とても良くない。試合観てると、何をやりたいんだ?という疑問符が頭を埋めていく展開でしかなかった。

具体的な話は、私よりよっぽどサッカー詳しい方があちこちで書いていらっしゃるので、そちらを読んで頂ければと思いますが、何ともモヤモヤする2試合でした。

 

 

世界のトップレベルのチームが集まる大会で勝てない、負けるってのは別にいいんですよ。日本のレベルがまだそんなもんだ、ってだけの話なので。世界はそんなに甘くはない。

ただ、勝てなかった、負けた試合を振り返った監督、選手の口から次々出る「自分たちのプレーができなかった(から勝てなかった)」という言葉には首を傾げざるをえない。とても現実を受け止められているようには感じない。

自分たちだけに原因があるのか?相手チームのプレーが素晴らしくて太刀打ちできない、というのが、今の日本代表のレベルだと間々あるでしょう。

思い通りに試合をできれば勝てるのか?いくら思い通りプレーできても、相手の攻守に阻まれたり運がなくてゴールできない事も間々あるでしょう。

まぁ、色々思うワケです。

(相手に対するリスペクトを海外の選手はよく口にする印象なのですけど、日本の選手ってあまり言わないのは何だろうねーとかとか。

 

 

今の日本は、アジアではトップクラスの実力を備えるようになった、というのは断言できます。

W杯出場はもはや"当たり前"になっています。何てったって5大会連続出場ですからね。

 

突然ですが、ここで思い出すのは漫画「スラムダンク」で湘北がインターハイ初戦で当たった豊玉高校。

ラン&ガンの戦術でインターハイ常連にはなりますが、ベスト8止まりの成績が続きます。

得られなかったモノが手に入り、それが"当たり前"になっていくと、更に上のモノが手に入れたくなる。

そうなると、周囲が言い出す。「勝てないのは、その戦術のせいではないか?」。そして、監督を挿げ替える。新しい戦術を1から浸透させようとする。そこでチーム内に不協和音が生まれて、というのがこの漫画での話。

 

全く同じ話というワケではないですが、日本代表でも、前回のW杯南アフリカ大会で守備的戦術をとってGL突破を叶えた岡田監督から、大会後にザッケローニ監督に交代しました。

そこから4年間、ザッケローニ監督の掲げる攻撃的な戦術を浸透させて積み上げてきた。この大会は4年間の集大成だ、と言われています。

その戦術が有効に機能しているかどうかはさて置き、ザッケローニ監督はW杯終了後に退陣することが既に決まっています。

新しい監督が誰なのかはまだわからないけども、またぞろ新しい監督が掲げる新しい戦術を日本は試し始めるでしょう。0から。いや現状を鑑みるに、ひょっとするとマイナスからのスタートかもしれません。

そして、上手くいけば4年後、その試みが世界に通用するのか、次のW杯で問う事になるでしょう。

そして恐らく、また思ったように機能しなければ、監督を変えて同じように次の4年で繰り返すのでしょう。

それで世界トップレベルに日本のサッカーが至るのか?とても難しい、また、とても運任せな気がします。

 

 

次から次に監督を変え、それは結局戦術を変えることになり、大会ごとにリセットされ、何ひとつ積み重ねが残らず、残ったとしてもとても少ない。

そんな状況を続けていくと、アジアのサッカーレベルもどんどん上がってきてる最中ですから、その内、予選突破すらできない事態にもなりかねない。

ブラジル代表の個人技と組織力の噛み合い方。イタリア代表のカテナチオ。オランダ代表の4-3-3システム。スペイン代表のポゼッションサッカー。ドイツの確かな育成が結晶したタレント達。それらは4年の積み重ねで成し遂げられたモノなのではないでしょう。

 

 

自分たちの戦いを展開するために何ができるのか。

やりたい事ができないという状況にならないように、ひとつのモノを極限まで昇華する。わかっていても止められない、という水準にする。

若しくは、どんな状況でも、有効な手を打てるよう手数を増やす。様々な突出した特長を持つ選手を揃える。

そこができているかどうかが、世界のトップレベルのチームとそうではないと目されているチームとの違いのひとつでしょう。

(ただこれらも万全ではなく、前者は、今大会のスペインのGL敗退からわかるように、この昇華していたモノを万全に用いられないコンディション&徹底的な対策を取られた、という状況だと弱点になります。。。後者も、どんな手でも高水準を保ち、器用貧乏にならない事が重要ですし。やはり、勝負は時の運もある。

 

「勝てないのは自分たちの戦いができなかったから」というのは、何の理由にもならないのです。それを理由と言うならば、考えが浅過ぎる。

できないなら、どうすればやれたのか、が問題だから。できない、だったらどうするのか、が問題だから。

自分たちがやろうとする戦術がハマらなかった。そんな時でも有効な戦術を準備しておく。

若しくは、これだ!とハマる戦術を究極に練磨して昇華させる。

それが日本代表が次のステップに進むのに必要な要素ではないでしょうか。

(更に言うと、相手の良さを消したり、狙いを潰したりするプレーをする、という辺りも力入れたいよね

 

現実的には、まずひとつの戦術を徹底して練成していくのが良いのではないか、と思います。

日本と言えばこう来る、という世界の誰もが思いつくような形を身につける。手数はそれから。

それは4年の期間では到底足りない取り組みでしょう。5年10年という長い道のり。

長期的にひとつの事を着実に積み上げていき、きちんと育成段階から明確なビジョンを持ってやれば、或いは、W杯トロフィーを日本代表が掲げる時が、近い内に訪れるかもしれません。

(悲しいかな、日本は育成だとかそういう部分でとても弱いのだよね。スポーツの地位がやっぱり低いと言うか。

 

 

「自分たちができなかったから」と、自分の中だけに理由を求めると、自分達を変える事だけが答えのような気がしてしまう。

客観的に、まだ勝利に値しなかった、相手の、世界のレベルに及ばなかった、そう考えると少しやり方が変わるんじゃないでしょうか。

まずは地力を固めて、しっかりした武器を手にする事からやればいいんじゃないかな。 

 

 

今大会の日本代表の戦いは、次の試合が残念ながら最後でしょう。奇跡が起こるかもしれませんが、私はそのような楽観視はできません。

ただ、そこで何か次につながるモノを見出せれば、そして、その見出したモノを活かす事を、新たな監督がやり続けてくれると嬉しいです。継続は力なり。

上手くいかなかったことを繰り返す事だけは避けて欲しいものです。

 

 

さてさて、今夜も目当ての試合をばっちり楽しみましょう。

ではまた、その内。