No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

私が覗いた印象派、ポーラ美術館コレクション展を観て

広島県立美術館で開催中の「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」を観てきました。

以前、点描をテーマにした展覧会を観て、印象派って好きだな!という思いを強くしていたので、今回、印象派の有名どころが集まると聞き、前売り券をゲットしてたのです。

 

入ってまず、緑一杯の風景画がずらっと。

雲の描き方がに惹かれ、お気に入りの画家のひとりとなっているシスレー、今回初めて観るクールペ、カミーユ・コロー、ブーダン、ギヨマン、他はピサロとかの作品が並んでいました。

私、印象派の何が好きかって、森だったり空と雲だったり、という風景描写なんですよね。

"風景の遷り変わる様子を捉える"という事が印象派の特長として挙げられていますが、正にそこが私のツボを突いてるのです。

まず、最初のセクションでそういう作品がずらり。テンション上がりました。

 

その次はモネのセクション。一挙に7作まとめて展示してありました。

そこに足を踏み入れて「ん?何か他のヒトの作品と印象違う??」という直感がビビッとくる。何だかインパクトが強い。

何が違うのかを掴もうと、前のセクションと行ったり来たり。。。ワカラン。

何度か行ったり来たりするもワカラン、、とりあえず置いといて次のセクションへ。。。

行ったはいいけど、やっぱ気になってまた戻ってくる。

そんな感じでしばらくウロウロしてたのですが、ようやっと「ひとつの作品の中で、光の濃淡がよりくっきりしてるのか」という所に思い至る。

それでインパクト強いのか、と納得。(他の画家さんの作品が、偶々そういう作品でなかっただけかもですけど

モネと言えば「睡蓮」。今回も展示されてました。が、個人的にはも少し鮮やかなヤツの方が好きだなーと思ったり。

まぁ、芸術はヒトにより好き好きですね。

 

その次はルノワールのセクション。

ここに、今回の目玉「レースの帽子の少女」がありました。

ちょっと離れて眺めると、少女が浮き上がってくる。何これスゴい。

筆使いと色使い。その妙で立体感が出てるのかな、と思いました。

そして、しばらく観ていると、フッと以前に観たフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を思い出しました。

あちらは少女と背景の色の対比で少女が浮き上がるイメージ。

構図も似てるし、この2作品を並べて観ると、これまた面白いんじゃないかな、と思いました。(まぁ、何という贅沢

 

そんな感じでつらつらと観て歩き、最後にピカソのセクションがありまして、そこにあった「新聞とグラスとタバコの箱」が良かった。

ピカソと言えばキュビズムキュビズムは色んな角度から見た対象を一枚の画に表現するもの。

私、しっかりキュビズムの作品を観ると、ウワッとダメージ食らう感じがするのです。

それが何でかなーと思ってたのですが、色んな角度=情報量が多い、という所で、頭がそれを処理し切れずにいるのかな、と思ったり。

ですが、この「新聞とグラスとタバコの箱」は簡素でして、ぁぁ、これくらいだとわかりやすい、と思った次第です。(それでいいのか?は差し置いておく

「すいかを食べる男と山羊」とかもエネルギー溢れてて良かったですけどね。(そうか、情報量=エネルギーとして捉えてるのかも知れんな

 

そんなこんなで色々と発見したり考えたりしつつ、大満足の展覧会でした。

 

その他、特にイイな、と思った作品たち。

(今回多い!

 

ウジェーヌ・ブーダン「ダウラスの海岸と船」(この雲好き、船もイイ

アルフレッド・シスレー「サン=マメスのロワン河」(これは中央に配置されていた家屋が浮かび上がってくるようで凄かった!

クロード・モネ「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」(シンフォニー、正しくシンフォニー

クロード・モネサルーテ運河」(これの雰囲気は秀逸、白壁のバックで観てみたいと思った

ピエール・オーギュスト・ルノワール「エッソワの風景、早朝」(朝焼けの雰囲気出まくり

オディロン・ルドン「イカロス」(夕陽の照り返し(多分)の表現がインパクト大、ちょっとキュビズムちっく?

オディロン・ルドン「日本風の花瓶」(モチーフがいいね

ポール・ゴーガン「小屋の前の犬、タヒチ」(小屋の屋根の鮮やかさたるや

オーギュスト・エルバン「陽のあたる街」(画法とテーマがピッタリと思う

アルベール・マルケ「テレムリの道」(暗い感じの色使いが多い画家さんらしいけど、この作品は緑が活きてた

アンドレ・ドラン「静物」(ひと目は写実的に見えて、次の瞬間、輪郭がボワッとするというフシギを味わった

ラウル・デュフィ「ドーヴィルの競馬場」(マルク・シャガールを彷彿とさせる色使い

エドヴァルド・ムンク「犬のいる自画像」(「叫び」よりよっぽど好きだぜ、これ

マリー・ローランサン「黄色いスカーフ」(独特なヒトの描き方

 

 

展覧会を観終えて色々と思い巡らせてみて、印象派が好き、というのは確固たるものになってるのだけど、それ以前の画ってちゃんとみたことないな、というのに思い当たって、その辺を観られる機会を窺っております。

うーん、美術史を紐解いてみるかなぁ。色々知ってから観ると、また違うだろうしね。

 

 

ではまた、その内。