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No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

気ままにディスクレビュー:Rodrigo y Gabriela「Rodrigo y Gabriela」

ひさしぶりのこのシリーズです。

ちょっとこれまでとは趣向変わって、インストゥルメンタル作品を持ってきました。

メキシコ出身のロドリーゴ・サンチェス(Rodrigo Sánchez)氏とガブリエーラ・クインテーロ(Gabriela Quintero)氏によるギターデュオユニットのセルフタイトルアルバム「Rodorig y Gabriela」をご紹介します。 

Rodrigo Y Gabriela

Rodrigo Y Gabriela

 

 

この作品も例によって、レコード屋の試聴機に入ってたのを聴いて気に入るという出会いでした。

その時はイイなーと思いながらも、あまり馴染みのないアコースティックギターインストだったこともあって買うには至らず。

でも、心のどこかに引っ掛かっていて、フトした時に色々と調べてみたら、以前はスラッシュメタルバンドをやっていたという経歴を目にする。

え!?バリバリのアコースティックな音だったのに!と走る衝撃。俄然、興味が増しました。

そして、次の機会に探し求めたら、、もう店頭には並んでなかったんですよね。これにはがっくり。(後でネットで買いました

何かを感じたらその時に手に入れろ!というのが今の私のスタンスにあるのですが、それを形作るひとつの経験となりました。

 

クラシックギター(ナイロン弦を張ったエレアコという話もあり)が巧みに操られ、様々な表情の曲を奏でていく。

リードギターロドリーゴリズムギターのガブリエーラの息の合った演奏は、まさに見事!のひと言。

リズムギターという概念を、私は彼らで本当に理解できたように思います。

Youtubeで演奏している様子を観たのですが、ギターのボディを太鼓のように叩く奏法は目から鱗の衝撃でした。そんなことやっていいのか!と。いや、音楽は自由なものです。

ギターという楽器の潜在能力が余す所なく発揮されていて、1種の楽器を突き詰めて聴くというのもかなり面白いのだな、という事に気づかされます。

そんな、私にとっての新しい扉をひとつ開け放ってくれた作品です。

 

作品を通じて、ラテンの空気漂う曲調でノリノリで楽しめます。

イチオシは5曲目の「Ixtapa」。特に変化に富んでいて好きです。

2曲目「Diablo Rojo」と3曲目「Vikingman」のスピード感はメタルっぽさを感じさせてくれるカッコよさで、4曲目の「Satori」で醸し出される憂いも染みる。

ホント、ギターだけでこんな表情豊かな音が作れるのか!というのに感動します。

「Satori」や8曲目「Juan Loco」はドラミングっぽいイントロだけども、これもギターだけで出してるのだろうかな。演奏してる所を観たい。そんな興味が掻き立てられるばかり。

他にも、Led Zeppelinの「Stairway To Heaven」やMetallicaの「Orion」をカバーしたものも収録されているので、その方面がお好きな方もどうぞお試しあれ。かなり面白いと思います。

 

あと、このジャケットがとても好き。

おそらくワニ類の目だと思うのですが、そこに映り込むライブでの光景。何ともイイ味があります。

私、爬虫類の目、好きなんですよね。(そっちかよ、笑

 

 

ではまた、その内。