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No.33

特にテーマはございません。日常で見たり聞いたり考えたことを、徒然なるままに。

「シン・ゴジラ」の"シン"とは何だったのか

映画

今週のお題「映画の夏」

 

これなくても書くつもりだったけど、ピッタリのお題が挙がってるではないか!というので便乗。

いやー、盛り上がってますね、「シン・ゴジラ」。

感想ツイートやエントリがあっちにもこっちにも出現してて、読むのが楽しくて仕方ないです。

かくいう私も、無事に2回の鑑賞を終えて、どっぷりとその良さに浸っております。

 

『シン・ゴジラ』予告

(本編観て、改めて予告観るとゾワゾワするね

 

実は私、情報解禁された当初は、ゴジラのビジュアルだったり出演者の多さを喧伝する宣伝だったり、そういう辺りで「ないわー」と思ってしまって、「観に行く気しない」などと呟いてました。

それでも、子供の頃に平成のvsシリーズでゴジラの洗礼を受け、平成ガメラシリーズを通過したニンゲンとしては気になるワケでして。

公開直後のTwitterでの評価も好意的なものが多かったのも決め手となり、「観ない内から判断して何になる!」と態度を翻しました。やらぬ後悔よりもやる後悔を、です

いやはや、翻して良かったですよ。これは映画館で観るべき作品。

とても素晴らしい作品。この作品を作って頂けたことに感謝を。

 

で、感想として何か書いておきたいな、ということで、そのタイトルにまつわる所で思った事を。

以降はネタバレがありますので、未見の方はご注意ください。

 

 

 

タイトルの「シン・ゴジラ」。

"シン"を付けたのは何故なのでしょう。しかもカタカナ。明確な意味が掴めない。

これは観たニンゲンに判断を委ねてるな、と勝手な憶測で、その意味を考えてみました。

(はっきりした意味なんてないんだよ、と言われたらそれはそれでいいのですが考えてみる

 

 

「新・ゴジラ

まず思いつくのは"新"。これまでのゴジラとは一線を画した新たなゴジラ

本作の舞台は、"ゴジラが知られていない(出現したことのない)世界"。そこに、初めて出現する謎の巨大生物。

初めは"ゴジラ"という名前すらなく、お馴染みの対ゴジラ兵器(メーサー戦車とかね!)などもなく、ただただその生物の振る舞いに翻弄される東京の人々。

個人的に、ゴジラ映画では"ゴジラは既によく知られている存在"というのが普通の感覚だったので、この設定はインパクトがとても強かったです。新しいインパクト。

で、観たすぐはその意味を測りかねていたのですが、アチコチで流れる感想の中に「1954年公開の初代「ゴジラ」の世界を、現代で追体験させてくれる」というのがあって、ストンと腑に落ちました。

ゴジラが2016年にて生まれ変わった、とでも言いましょうか。そんな新しいゴジラ

 

舞台設定だけでなく、ゴジラに備わった新しい設定も色々あって、最初はないわーと感じていたあのビジュアルも、この新たなゴジラであれば「それしかない!」とさえ思えるもの。急速に進化をする生物。ゴジラ

(矢口の「すごい、、まるで進化だ」は、個人的ベストなセリフでした、あそこで「すごい」って言わせるの中々できないですよ

放射熱線を吐く際の演出(ギャオスの超音波メスを思い出したよ)や、近づく飛行物体を本能的に撃墜するという最新兵器顔負けの機能、何よりも自衛隊の総攻撃さえも全く歯が立たない装甲(と言いたくなるような外皮、笑)。

正直、そんなんアリかよ、という反則じみた設定の連続で、映画を観ながら、もうこれどうするんですか!?どうしたいんですか!??と戸惑ってしまう。そんな体験でした。

 

総じて、これまで知っていたどんなゴジラ映画、怪獣映画とも違った新しい映画になっています。

そんな新しさの中にも、特撮、怪獣、ゴジラという材料の受け継ぐべき部分を受け継ぎ、これからに繋げてくれる。そんな位置を占める作品になるのではないかと思っています。

(まぁ、これからの話はどうなるかわからないけどね

 

 

「神・ゴジラ

このゴジラは何モノなのだろう。と考えた時に浮かんだのが、"神"。

先に挙げた種々のゴジラの設定から導かれる着地点として、容易な事では手の出しようのない怪物ができ上がりました。

(と言っても、最後には打倒してしまえる手段を見出し、終幕に向かってひた走るアツい展開があるワケだが、そこは実際に観てくれ!

 

自衛隊の総力を以ってした火力を、ものともしないゴジラ

(ここで絶望を感じるワケだ、それ程強力な演出だったワケだ、これはデカいスクリーンで観る価値があるワケだ!

米軍の爆撃に多少のダメージを受けるも、すぐさま反撃し爆撃機を撃墜するゴジラ

(ここは想像と期待の2段も3段も上を行く描写で鳥肌、これもデカいスクリーンで観る価値がある!

放射熱線を振り撒き、東京を火の海に変えるゴジラ

その様は、恐怖、いや畏怖さえも生じさせるのに十分な異様。

燃え盛る都市に佇むゴジラは、そのまま、ナウシカ巨神兵のイメージに繋がりました。

ゴジラを生み出したのがニンゲンだと言うのも、巨神兵に繋がる要素だったりするなぁ、とかとか

 

1度目の鑑賞では「すげぇ、、怖ぇ、、」だけだったのですが、2度目では美しさを、引いては神々しさというものを感じるように。

人智をはるかに超えた畏怖の対象。それは神と言ってしまってもよい存在でしょう。

ぁぁ、これは"神"が生み出されたのだ、という思いが湧き上がったのでした。

(あのゴジラが佇んでるシーンが、一番好きかも知れない

 

 

ベタと言ってはベタベタですが、"新"と"神"が私が思う"シン"の意味でした。

さて、あなたはいかが?

 

 

その他に徒然と感想。

 

役者もいいぞ。

良い映画の常ですが、登場人物のキャラクター良かったですね。

主演の長谷川博己さん、素晴らしい役者さんだと今回認識できました。

以前から好きな方だと、竹野内豊さんや余貴美子さん、國村準さんはハマってました。余さんカッコよ過ぎ!

市川実日子さんや高橋一生さんを始め、巨災対の面々は誰もが素敵でしたね。

Twitterの"#巨災対の日常"というハッシュタグがいいぞ

あと、「ゴジラvsスペースゴジラ」でも好演されてた柄本明さんの出演は胸アツでした。良い具合に貫禄が滲み出てましたね。

 

音楽もいいぞ。

エンドロールで歴代のゴジラテーマが流れたのは嬉しかったですねぇ。ニヤニヤしてました。

こういう懐かしさをくすぐってくれるの、歳をとる毎に増えるし楽しいですね。

(そういうのが増えてく歳のとり方が、良い歳のとり方のひとつなのかしら

 

カットもいいぞ。

ちらほら、日本の美しい風景が背景に活きたカットがあって、それも嬉しかった。

アニメだけど「風立ちぬ」でも似たような印象を受けたカットは多くて、邦画だからと改めて言いたいのはそういう部分になるのかな。

 

ストーリーもいいぞ。

ストーリー自体は、振り返れば王道の展開なのだけど、観てる最中は「これどうなるんだよ!?」というハラハラドキドキで、庵野総監督マジすげぇ、、でした。脱帽。

外からダメなら中から!とか、もう既定路線なんだけど、それをそうやってやりますか!?みたいな。

終盤はレールの上に乗ってる感あって、ある種の安心すら感じてたけど、それでもドキドキは収まらなくて。

これはエヴァを観るべきってことですか?どうですか??(漫画でしか知らない

 

特撮もいいぞ。

ガメラ撮った樋口真嗣さんが特技監督をやったら(しかも怪獣映画、更に庵野総監督とタッグを組んだら)そうなる事は間違いないんだけど、素晴らしかったです。

今の日本の最高峰ですよね。きっと。

ここは好きなヒトは好きって領分なのだろうけど、これまで特撮もの観た事ないってヒトも劇場で観て、そのすごさを感じてくれると嬉しいです。

(これは、単にいち特撮ファンとしての希望です、笑

 

 

そんな感じで。

もう断言しちゃいますが、これは名作です。間違いなく。これを見逃す手はないですよ。

 

 

 

さてさて、「シン・ゴジラ」についてつらつらと書きましたが、少しはお題に合わせた話を。

これからの映画事情ですが、「ゴーストバスターズ」のリブート作や、X-MENシリーズの新作が公開されるのが個人的に要チェック。

「ターザン」や「ジャングル・ブック」、「ペット」という動物界隈(と強引にひとまとめにする!笑)も、予告編観た感じ、面白そうでした。

そだ。「インデペンデンス・デイ リサージェンス」面白かったですよ。前作好きな方は是非に。改めて見返してから行くと尚良しです。

そんなこんなで、この夏は映画がアツい!!是非、映画館に足を運びましょう。

そして、(どんな形ででもよいので)その話をしましょう。きっと楽しいですから。

 

 

ではまた、その内。